- インフラエンジニアって将来性がありそうだな
- でも仕事がきついって聞いた
- 目指そうかどうか迷っている
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いている人
- 過去に2回の転職を経験
- 営業からIT系への転職経験あり
- 現在は半分サラリーマンで半分フリーランス
インフラエンジニアは将来のある仕事なので正直おすすめです。
でも、「きつい」とか「つらい」という情報を見かけるとちょっと敬遠しちゃいますよね。
この記事では、元インフラエンジニアがきついと思うことをご紹介します。
この記事でわかること
- インフラエンジニアはどんな仕事をするのか?
- インフラエンジニアエンジニアがきついと感じる瞬間ベスト(ワースト)10
- そんな中でもインフラエンジニアの良いところ
この記事を読めばインフラエンジニアのリアルがわかり、目指すべきかの判断材料になります。
結論から言うと、確かにインフラエンジニアはきついこともありますが、ぶっちゃけ他の仕事より恵まれているんじゃないかなと思いますよ。
インフラエンジニアがきついか心配な人は、ぜひ最後まで読んでください。
インフラエンジニアとはITに欠かせない仕事
インフラエンジニアとは、ITの基礎となるITインフラを担当するエンジニアです。
生活に欠かせない生活インフラ「電気・ガス・水道」などのように、ITシステムに欠かせない「サーバー・ネットワーク」を扱います。
インフラがないとITシステムは動きませんから、非常に重要な役割です。ITインフラがなければインターネットがつながらないので、このページも見られないんです。
世の中からインターネットなどのITシステムがなくなることは考えにくく、インフラエンジニアの需要は今後も伸び続けると予想されます。
詳しくは「【わかりやすく解説】インフラエンジニアとは?未経験者向けに解説」を参照してください。
インフラエンジニアはどんな仕事をするの?
インフラエンジニアの仕事には、大きく分けて3つの役割があります。
仕事の種類
- 保守運用
- 構築
- 設計
難易度的には運用保守が1番簡単で、構築や設計に進むにつれて難易度が上がります。
関連記事インフラエンジニアってなにするの?設計・構築・運用保守の仕事内容を徹底解説!
どの工程も「きつい」の種類 (精神的か体力的かみたいな)が違うものの、上流の工程に行くほど「きつい」と感じる仕事からは解放されると言って良いでしょう。
上流工程の方が待遇も良いですしね。
次からは、元インフラエンジニアが「きつくてつらいな…」と思った瞬間をご紹介します。
インフラエンジニアがきつくてつらいと思った時ベスト10
インフラエンジニアとして働いていて「きつい」と思ったことベスト10をご紹介します。
きついことベスト10
第10位:土日休日や夜間も当たり前に働く時
第9位:勉強しないとついていけない時
第8位:駆け出しの給料が安い時
第7位:永遠と同じ作業を繰り返している時
第6位:サーバーが重すぎて腰をやりそうな時
第5位:サーバー室で凍えている時
第4位:トラブルが発生し関係各者からプレッシャーを受けている時
第3位:ミスった時
第2位:誰からも感謝されない時
第1位:ブラック企業で働いている時
順番にエピソードを交えてご紹介します。
土日休日や夜間も当たり前に働く時
土日休日や夜間の仕事が当たり前にあるのがきついです。
特に運用保守は24時間365日誰かが働かないといけないので、休日出勤や夜勤は絶対にあります。
若い時は手当金ももらえるし、同じ時間働いても給料が増えるならお得じゃね?と正直思っていました。
でも30代後半くらいから夜間作業がきついなと…
保守運用から構築の仕事になって頻度は減ったものの、やっぱり夜間や休日の仕事はあります。
家族ができた今だと休日は休みたいです。子供たちと遊べないので。
たまにある夜間作業では、深夜(朝?)4時~5時は自分でも何言ってんのかわからないような状態になることもあります笑
土日休日や夜間作業も悪いことばかりじゃない(ヒマなのに給料が良い)ですけど、年齢を重ねるとやっぱりきついことはあるかなと思います。
勉強しないとついていけない時
インフラエンジニアは未経験からでも目指せる職種です。
とは言え勉強はしないと、ついていけません。
通常の業務をしながら勉強をすると時間が足りないのでなかなかつらいです。
でも、誰かに強制されるわけではなく大人になってからの勉強は楽しいもの。
自己投資を楽しめるかどうかが大切ですね。
未経験者が最初に携わることが多い運用保守では、トラブルが起きていない時はヒマです。このヒマな時間を活用して勉強をすると良いでしょう。
会社からの評価も上がりますし、お金をもらいながら勉強できるなんて最高ですよ。
駆け出しの給料が安い時
未経験からインフラエンジニアになると最初は給料が安いのでつらいです。
最初に働くことが多い運用保守では年収400万円に満たないことも多いでしょう。
また、運用保守のままでは給料アップは望めません。
より高い給料がもらえる構築や設計などができるよう、経験を積みながらのスキルアップが必要です。
保守運用の休日出勤や夜間作業でもらえる手当をあてにしたら成長が止まるのでNGですよ。
永遠と同じ作業を繰り返している時
インフラエンジニアは繰り返しの作業が多い仕事です。
同じ作業の繰り返しが嫌いな人はつらいでしょう。
新しいことをするのは、新しい機器の設定方法を確立するときや、クライアントとの折衝くらいでしょうか。
保守運用では、ほとんど同じような作業の繰り返しです。
トラブル発生時は多少臨機応変にやる必要があるものの、ほとんどのトラブルは似たような原因なので対処法も確立されています。
クリエイティブな仕事がしたい人はつらいと感じるかもしれません。
サーバーが重すぎて腰をやりそうな時
物によりますがサーバーはめっちゃ重いです。
20kg~40kgくらいあり、これを繰り返しラックに収める作業もあります。
二人で作業しないと事故やケガにつながりますからね。注意してください。
二人でやっていても腰が悲鳴をあげてきます。腰痛持ちの人はつらいでしょうね。
サーバー室で凍えている時
サーバーやラックが設置されているサーバー室はめちゃくちゃ寒いです。
サーバーは熱を持つので、冷却のために部屋の温度が低く設定されています。
たまに冷房の吹き出し口が作業場所に直接向いているような環境の場合も…これはめっちゃつらいです。
夏でも上着を着込んで作業しないと一発で風邪をひきます。
まあサーバー室が寒いのは仕方ありません。人間よりサーバーなどの機器が優先される場所ですからね。
で、文句を言いたいのは、データセンターの自動販売機から夏はホットがなくなることです笑
サーバー室で仕事をした後は「あったかいココア」とか飲みたいので、全部冷たいにするのはやめてください笑
トラブルが発生し関係各者からプレッシャーを受けている時
トラブルが発生して、早く解決しなくてはいけないプレッシャーを受けている時はつらいです。
インフラの問題だとシステム全体が使えないトラブルが多いので、関係者からのプレッシャーがきついのです。
インフラの問題でなかったとしても、インフラエンジニアは調査をしなければなりません。
例えば、テレビの電源が入らない時を考えてみてください。
- テレビが壊れているのか?
- 電気が来ていないからテレビがつかないのか?
これはすぐにはわかりません。いろいろと切り分けをして原因を特定しないといけませんが、そもそも電気が来ていなければ確認すらできないわけです。
電気が来ていることがわかって、はじめてテレビの故障かどうかを判断できます。
このように何かトラブルが起こった際は、次のアクションが必要です。
- 真っ先に無実を証明する
- トラブルを復旧させる
何かあった時、とりあえず動かなくてはならないのがインフラエンジニアがつらいと言われるところです。
ミスった時
ミスった時の絶望感は半端ないです。
どんな仕事にでもミスはつきものですが、インフラエンジニアはミスると影響がデカいのでやってしまった時のつらさもデカい。
ミスをしないように手順書が作られているものの、手順書が古いことも多いんですよね。
なので、手順書が間違っているんだろうと良かれと思って手順書通りにやらずにミスることも。
手順書通りやってミスった時は「手順書が悪い」となるんですが、手順書通りにやらずにミスるとエンジニアが責められます。
ミスった時はめっちゃつらいですよ……
誰からも感謝されない時
インフラエンジニアの仕事は地味です。
ITシステムやサービスを使っている人は、インフラがどんな動きをしているかなんて気にしません。空気のようなものなので「あって当たり前」なのです。
なので、インフラが正常に動いていても誰からも感謝されません。「空気があってありがとう」とか誰も思っていませんよね?
障害を起こしてシステムに影響が出ると大変なので、影響が出ないように冗長化とか仮想化とか、裏でいろいろやっているんです。
結構褒められるべき仕事だと思うんですけど、誰からも感謝されないのはつらいですね。
ブラック企業で働いている時
インフラエンジニアにつらいことがあるのはある意味当然です。
仕事ですから「つらいことが全くない」なんてのはありえないでしょう。
でも、働く会社によって解決できるつらさはあります。
具体的には次の2つです。
- 給料が安い
- 保守運用ばっかり
私が以前働いていた会社は結構当てはまっていました。
とは言え、給料は残業が多ければ420万円くらい(少なくとも残業代は出る)で、保守運用以外の仕事も(わずかながら)できたので、完璧なブラック企業とは言えないかもしれません。
言うなれば「ゆるブラック企業」といったところでしょうか。
でも、それに甘んじてぼんやりと20代30代を過ごしたら、人生詰んでいたかもなと思います。(他社で実際そんなヤバそうな人を見ました。)
同じ仕事でも転職して年収が100万円アップすることもある世界ですから、「もしかしたらブラック企業かも?」と思ったら、転職活動をしてみると良いと思います。
実際に転職するのはリスクが伴いますが、転職活動だけならリスクはありません。
条件の良さそうな求人があって、内定をもらえれば転職をすれば良いだけ。なければ転職をしなければ良いだけです。
転職活動をするならIT転職エージェントの利用がおすすめです。
不幸自慢!リアルにきつくてつらかった具体的エピソードをご紹介
ここでは、私が実際に経験したきつくてつらかったエピソードを3つご紹介します。
きついしつらかったこと
- トラブルがまったく解決せず翌日の昼まで仕事をする
- 引き渡し直前に突然トラブル発生
- 一方的に単金を下げられる
今となってはいい思い出……と言いたいところですが、最後の「一方的に単金を下げられる」はまったくいい思い出ではないです。
トラブルがまったく解決せず翌日の昼まで仕事をする
保守運用をやっていた時の話です。
突然通信が使えなくなったと連絡があり、調査をしました。
機器の故障はないし設定も問題なし。念のために機器を交換しても復旧せず。
お客さんに「何か心当たりはないですか?」と聞いても特にないとのこと。
原因が本当に不明で、障害連絡があった午前中からずーーーっと対応していましたが復旧しませんでした。
通常であれば、次の担当者に引き継ぐところですが、内容ややりとりが複雑になりすぎて引き継げず。
翌日まで対応することになります。(リフレッシュルームで仮眠をとって対応)
翌朝にやっとこさ原因が判明し(詳しくは言えませんが、お客さんの設備に入っていてはいけない設定が入っていました。絶対心当たりあったやろ)やっと解決。
で、解決したからって終われないのがつらいところなんですよね……
やりとりの記録を残しておかないといけないんです。膨大なやりとりがあったので要約して記録したんですけどめちゃくちゃ大変でした。
引き渡し直前に突然トラブル発生
構築をしていた時の話です。
客先で新しいシステムを導入するため、設定やテストなどをしていました。
順調に進んでいて引き渡し間近…という時に突然障害で一部機能が使えなくなりました。
テストしてOKだったものも全くダメに。
他のシステムとの連携部分だったので、お互いにあーでもないこーでもないとやり取りを続けていました。
念のため、こちらのシステムのネットワーク機器のログを採って確認したところ…障害が発生した頃に怪しい作業をした形跡が…
めちゃくちゃ怪しい。
関係部署に連絡して調査をしたところ、設計通りの設定を入れたはずとのことでした。
どうやら、現地のテスト中に追加した設定が設計書に反映されておらず必要な設定が消えてしまったようでした。
まぁ設計書に反映していなかったのが悪いとはいえ、なんでそんな作業を引き渡し前にやるのよ。
テスト終わってるんだから勝手にイジったら事故りますって。
直接自分のミスではなかったものの、お客さんや他システムからしたら「あいつらがやった」と言われますからなかなかつらい状況でしたね。
一方的に単金を下げられる
これは「ゆるブラック企業」で働いていた時の話です。
結構大きな額の取引先から契約している発注金額を下げろと通達が。
一方的な減額要求は下請法に触れるものの、飲まないと他社に仕事を取って代わられる恐れがあったのでうちの会社は要求を飲みます。
事情があるのはわかりますが、これが一回だけじゃないんですよ。
一度飲んだら何度も要求されました。
うちの会社は取引先と「昔からの付き合いで親密だ」なんて言ってましたけど、現場では冷めたかんじでしたね。
ヒドい時はボーナスなしの全カットです。
うちの部署関係ないのに…
働く会社はマジで重要です。下請けの下請けみたいな会社は奴隷みたいに扱われ、奴隷みたいに扱われる会社に奴隷みたいに扱われるので取引先に価値を提供できる「対等な関係」が気づける会社で働いてくださいね。
どんな仕事でもきついとかつらいという話は目立つ
インフラエンジニアとして働いているときついこともあります。
ですが、仕事なのである程度は仕方ありません。
インフラエンジニアが活躍するような仕事は、大手の案件も多いので人格が破綻している人はほとんどいないです。(たまにいるが、正直浮いている)
人は「つらい「とか「しんどい」という話は伝えたがりますし、少しおおげさに言うことも少なくありません。
ですので、「インフラエンジニアがつらい」という話を真正面から受けすぎない方が良いと思っています。
インフラエンジニアの良いところ
インフラエンジニアは結構良いところが多い仕事だと思いますよ。
インフラエンジニアの良いところ
- 将来性がある
- 手に職がつく
- 残業は比較的少ない
- 未経験からでも目指せる
「インフラエンジニアがつらい」という意見が多いと目指す人も少ないでしょうから、結構狙い目の職種じゃないかなと思います。
手に職をつけて将来を安定させたい人は、検討してみてください。
関連記事インフラエンジニアの仕事ってやりがいある?仕事につくメリットデメリットを解説(準備中)
未経験からインフラエンジニアになる方法
インフラエンジニアは未経験からでも目指せる手に職がつくおすすめの仕事です。
ですが働く会社によってはつらい思いをして疲弊するだけになってしまいます。
ですので、上流工程の仕事もできる条件の良い仕事につける会社を探すのが超重要。
とはいえ、未経験からそんな会社を見分けるのはなかなか難しいです。
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まとめ:インフラエンジニアはきついこともあるけど結構マシじゃない?
インフラエンジニアが「つらい」と言われるベスト10をご紹介しました。
仕事ですので正直つらいこともあります。
インフラエンジニア特有の「寒い」とか「感謝されない」とかはどうしょうもないです。
でも「給料が低い」とか「単純作業ばかり」というのは仕事というか、働く会社に大きく影響されます。
簡単に言うと、下請けすぎる会社だといわゆる「ブラック企業」になりがちなので避けた方が無難です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
インフラエンジニアのきついところが少しでも伝わると幸いです笑
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