ブラック職場によろしく 〜登場人物紹介〜

株式会社「壱龍勇明」で働く人々

 

斉藤 英二郎(さいとう えいじろう)

一部上場の商社「壱龍勇明」に勤める3年目の若手。

マジメな性格で仕事はキッチリこなしているので社内の評判は上々。

ただし、少し世間知らずなところもある。

転職なんて考えたことがなかったが、日々の業務や周りの人の考えを聞くうちに転職も検討するようになる。

 

出久根 邦弥 (でくね くにや)

斎藤の同期。

仕事はうまいこと手を抜きながらキチンと結果を出すタイプ。

いつか独立したいと考えていて、転職や独立に関連する知識は割と持っている。

 

門脇 耕太郎(かどわき こうたろう)

「壱龍勇明」のベテラン社員。

今年50歳だがいまだに主任。

酒好きでカラオケとゴルフが得意。

客に気に入られる営業スタイルで売り上げを伸ばしていたが、客先の世代交代で急激にその力を失いつつある。

会社から冷遇され始めたため、独立してやっていこうと考えている。

 

伊勢谷(いせや)課長

斉藤や門脇の上司。

愛想はないがマネジメント力は長けている。

ただし酒癖が悪い。

 

庄司 直樹(しょうじ なおき)

3つ上の先輩で伊勢谷課のエース。

仕事ができる人格者で容姿端麗。将来の幹部として期待されている。

ほぼ完璧なビジネスマンなのだが、寒いギャグを飛ばすのが玉にキズ。

実は副業や転職活動をしているという噂もある。

 

宇佐美 孝志(うさみ たかし)

庄司の同期。

副業をしていて、本業を超えるほど稼いでいる。

主な副業の収入源はWebライター。

 

赤城 カオリ(あかぎ かおり)

「壱龍勇明」に派遣で来ている受付嬢。

実は転職エージェント経営者という裏の顔を持つ。

受付嬢として潜り込み、優秀な社員をヘッドハンティングしているらしい。

 

転職エージェントのアドバイザー

 

白鳥 貴久(しらとり たかひさ)

冷静で実力のある転職エージェントのアドバイザー。

求職者の価値観を大事にする丁寧な仕事には定評がある。

残念ながら斉藤とは相性が悪く、斉藤からは「ダメアドバイザー」と思われてしまっている。

 

北 三郎(きた さぶろう)

伝説の転職エージェント。

数々のホワイト企業を求職者に紹介してきた。

ただし一度だけ「ホワイト企業だから」という理由で紹介した企業に転職した求職者がうつになり自殺した過去を持っている。

そのため、人生で最も大切なことを求職者に理解してもらってからでないと求人は紹介しない。