職場の人間関係が悪いと、仕事に行くのが嫌になりますよね。
今のままだと、精神的に疲れて肉体にも影響が出てきてしまう恐れがあります。
この記事を書いている人
- 過去に2回の転職を経験
- 忙しすぎて駅のホームで涙を流した経験あり
- 現在は半分サラリーマンで半分フリーランス
私は、2回の転職と、投入される現場が何度も変わった経験があり、仕事で人間関係がうまくいかないと感じたことが何回もあります。
そんな場合の対処法についてのご紹介です。どうすれば良いかについて書いています。
この記事でわかること
- 人間関係を改善する方法
- 人間関係が嫌で転職するメリット
- 人間関係が嫌で転職する場合の注意点
この記事を読めば、人間関係の悩みは必ず解決の方向に向かうでしょう。
結論を言うと、環境と自分を同時に変えると人間関係の悩みはあっさりと解決します。
人間関係はトップクラスの辞める理由

人間関係の問題は、大きな退職理由の1つです。
エン・ジャパンが2019年に実施したアンケートでは「人間関係が悪かった」が、トップ5に入っています。
退職理由トップ5
- やりがい・達成感を感じない(41%)
- 給与が低かった(41%)
- 企業の将来性に疑問を感じた(36%)
- 人間関係が悪かった(35%)
- 残業・休日出勤など拘束時間が長かった(26%)
仕事は好きでも人間関係が悪くてツラい思いをしている人もいれば、逆に仕事はあまり面白くなくても人間関係が良いから楽しく仕事をしている人もいます。
では、その人間関係はどのように改善していけば良いのでしょうか?
大前提:職場を環境を変えないと人間関係は改善しない

大変残念ですが、職場の人間関係が悪い場合は職場を変えないと根本的には改善されません。
なぜなら、人が悪いというよりは職場の環境や組織風土が人間関係を悪化させているからです。
人間関係を悪くする要因
- 価値観の違い
- 非効率な業務
- 長時間労働
こういった要素が人間関係を悪化させます。
もしも嫌な上司が異動しても、新しい上司が同じような立場になってしまう確率は高いです。
個人の問題の多くは価値観の違いによるもので、そんな価値観を持った人が入社するのは会社の価値観や組織風土なのです。
もちろん人間ですから全く同じではないですが、人が変わっても高い確率で状況は変わりません。
これは良いとか悪いとかの問題ではなく、価値観の合う職場で働くようにするしかないです。
この場合の解決策は転職や独立ですがなかなか簡単にできない人は多いと思います。
では、どうすれば良いのでしょうか?次にいくつかの選択肢をご紹介します。
人間関係を改善する5つの方法

人間関係を改善する5つの方法をご紹介します。
簡単にはできないものもあると思いますが、これらを組み合わせたりダメ元でやってみるのが重要です。
人間関係を改善する5つの方法
- 異動願いを出す
- 独立をする
- 副業を始める
- 転職活動を始める
- 自分が変わる
いずれも1つの選択として頭に入れて行動することがとても大切です。
異動願いを出す
希望が叶うかどうかはわかりませんが、異動願いを出してみましょう。
部署が変われば、ある程度人間関係がリセットされ環境も変わります。

プチ転職って感じですね
規模が小さい会社や、今の仕事にやりがいがある場合だとちょっと難しいかもしれないけどね

異動してもダメだったら他の選択肢を考えれば良いので、まずはダメ元で異動願いを出してみましょう。
独立をする
独立をすれば人間関係はリセットされます。
独立して仕事をするメリットの1つは人間関係を自分で選べるところです。
会社で働くと、気が合わない同僚や上司、嫌な取引先とも付き合わないといけません。

独立なんて簡単にできないよ……
あくまでも選択肢の1つ
そんな斉藤くんには副業をおすすめするよ

副業を始める
実は副業をすると人間関係の改善に繋がります。
副業が伸びれば独立も視野に入りますし、いつでも独立できると思うと気が楽になり、会社の人間関係など気にならなくなるからです。
副業は個人のスキルを劇的に伸ばすので、個人の価値を高めて条件の良い企業に転職することもできます。とにかく選択肢を劇的に増やしてくれるのが副業の良いところです。

副業して独立ってイメージわかないんですけど……
まぁ……いきなりはな

少しずつだよ
まずは月5万円の副収入を目指してみたら?

関連記事会社を辞めたいなら在宅の副業で月5万円を稼ごう!やってはいけない副業も紹介
転職活動を始める
転職は環境を変え、人間関係をリセットできる王道の方法です。
ただし、そう簡単に転職できない人も多いでしょう。実際に転職をするかどうかは別として転職活動はノーリスクですからやってみてください。
転職活動は、こんな良い効果をもたらします。
転職活動のメリット
- 自分の市場価値がわかり今の職場を冷静に見られる
- 条件の良い求人が見つかれば転職しても良い
- 選択肢が広がり心に余裕が出る
自分に市場価値があるとわかれば転職して人間関係をリセットできます。
残念ながら、今は転職できない市場価値だったなら副業などでスキルを磨けば良いだけです。
不満があった会社にも、多少感謝の気持ちが出てくるかもしれません。
とにかく、転職活動はノーリスクなのに選択肢を劇的に増やしてくれるので、ぜひ利用しておきましょう。
関連記事転職はリスクでも転職活動はノーリスク!20代30代でもすぐにはじめるべき理由
自分の考え方を変える
人間関係を改善する決定的な方法は、自分が変わることです。
自分を変える具体的行動
- 相手に嫌悪感を持たない
- 相手の良い点を見つける努力をする
- 実は自分に原因がないか冷静に考える
相手を変えることはハッキリ言ってムリですが、自分を変えることは今この瞬間からできます。
実は異動しても独立しても転職をしても、自分が変わらないと人間関係がうまくいかないことも少なくないです。
環境を変えることは、あくまでも人間関係をリセットすることなので、今より絶対に良くなる保証はありません。自分を変えることで人間関係は良くなります。
とはいえ、今の状況から急に自分を変えるのは、なんだか恥ずかしいし難しいという人が大半でしょう。
ですので、環境を変えることと自分を変えることをセットで実行するのがおすすめです。
1点だけ自分を変えるというのは、決して相手に合わせて自分をしまい込むことではないので注意してください。
正しい自分の変え方については「職場の人間関係の悩みを劇的に改善する他人を変えるのではなく自分を変えるという考え」で詳しく紹介しています。
人間関係を理由に転職を選択するメリット

異動や独立、転職などで環境を変える方法をご紹介しました。
この中でもっとも効果が大きく、かつリスクが少なくて難易度が低いのは転職です。どの方法にも良いところ悪いところがありますが、転職は社会人が持っている強力な手段なのでしっかり活用をしましょう。
「副業」と「自分が変わる」も併用するとさらに効果的なので、人間関係を良くしたいと思っている人は考えてみてください。
おすすめの副業は「会社を辞めたいなら在宅の副業で月5万円を稼ごう!やってはいけない副業も紹介」で解説しています。
自分を変えるには「職場の人間関係の悩みを劇的に改善する他人を変えるのではなく自分を変えるという考え」で解説していますので、読んでみてくださいね。
ここでは、転職を選択するメリットと注意点についてご紹介します。
転職を選択するメリット
転職で人間関係がリセットできるのはもちんですが、それと合わせて以下のような効果も期待できます。
転職のメリット
- 年収アップを狙える
- 有効な転職履歴が残る
- 経験値が増える
人間関係をキッカケに、もっと条件の良い会社を探すのが良いですね。
年収アップを狙える
転職で年収アップを狙いましょう。

昇進とかじゃダメ?
日本の会社じゃどんなに仕事で成果を出しても給料に反映されないからな

日本で効率的に給料を上げるには、給料の良い会社に転職していくしかないよ

もし未経験の仕事に転職するなら年収アップは難しいです。
人間関係が嫌で転職するということは、やっていた仕事自体は嫌ではありませんでしたよね?
経験者であれば年収アップは十分可能です。
人間関係の改善をバネにして、年収アップを目指せるのが転職を選択する良いところです。
有効な転職履歴が残る
転職すると、転職回数が増えて今後不利になるのでは?と心配ではないでしょうか。
実は、目的を持って転職するなら回数が増えても不利にはなりません。
むしろ、転職履歴がまったくないと不利になる時代になってきました。
1つの会社で働き続けると、違う会社では通用しない人間なのではないかと疑われてしまうからです。もちろん、なんの目的もなくただただ転職回数を増やしたら不利になりますけどね。
転職回数が増えても不利にならない理由は「転職回数を気にしないで良い3つの理由|むしろ少ないと不利?」で解説しています。
ただし1点注意なのは、面接などで「人間関係が嫌で辞めました」と正直に言わないことです。

人間関係が原因の場合は隠した方がいいのか……
隠すというより、転職の理由は「より良い条件で働きたいと思ったから」みたいに言った方がいいね
実際それも事実でしょ?

前の項目でも説明したように、転職で年収アップを狙うことは普通のこと。むしろ健全な理由です。
前向きな意思を示しながら同じ業界や職種で転職をすれば、間違いなく有効な転職履歴が残り今後も役に立ちます。
経験値が劇的に増える
転職をすると劇的に経験値が増えます。
同じ業界や業種で仕事をするとしても、会社が違えばやり方がまったく違うからです。
前の項目でもお伝えしましたが、複数の会社で通用する人間だと証明できる転職は自分の価値を高めてくれます。
将来独立するにも転職の経験は役に立つので、幅広い経験を積んでおけるのもメリットです。
人間関係で転職する際の注意点

人間関係の問題で転職するのは非常に有効な手段ですが、注意しなければならない点が3つあります。
転職の注意点
- 転職しても絶対に良くなるとは限らない
- 価値の下がる転職はおすすめできない
- 円満退社を心がける
将来を考えて、有意義な転職をできるようにしてくださいね。
転職しても絶対に良くなるとは限らない
転職しても絶対に人間関係が改善するとは限りません。
環境を変えるのは、あくまでも人間関係をリセットする手段だからです。
良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれない。これは頭に入れておかないといけません。
ただし、環境を変えると同時に、自分の考え方を変えることで改善される可能性はとても高くなります。
せっかく環境を変えるんですから、心機一転、自分の考えも変えるようにしてみてください。
価値の下がる転職はおすすめできない
人間関係で疲れていると、多少条件の悪い求人でもいいやと妥協してしまいがちです。
ですが、これはおすすめできません。
とくに給料の下がる転職は、自分の価値を下げてしまうことになり、上げるのにとても苦労します。
人間関係が悪すぎて今すぐにでも辞めたいという場合は仕方ありませんが、安易に選択するのはやめるべきでしょう。
もし給料の下がる選択肢しかない場合はグッとこらえて、副業でスキルを磨く方が得策です。
それから転職しても良いし、副業を伸ばして独立しても良いでしょう。
給料の下がる転職が絶対にダメとは言いませんが、転職したことで得られるものはなんなのか?将来的にはどうなのか?給料が下がる以上の価値を感じられるなら、それは価値が上がる転職なのでOKです。
とにかく、自分を安売りしないように気をつけてくださいね。
円満退社を心がける
転職が決まったら、さっさと今の職場におさらばしたい気持ちはわかります。
ですが、なるべく円満退社ができるように心がけましょう。

立つ鳥跡を濁さずですね
特に、引き継ぎはしっかりしないと同僚や上司に迷惑がかかるからね
最後の印象が悪いと最悪のイメージを植え付けてしまい挽回するタイミングがないよ

……(ぶっちゃけ面倒だな)

世間は広いようで狭いもの。
いつ、今の会社の人と再び関係があるかわからないものです。
個人的な付き合いはなくとも、ひょんなことから取引先になる可能性もゼロではありません。
最近は出戻り(一度辞めた会社にまた就職すること)も増えてきています。人手不足なので、社風がわかっていたりスキルがマッチする人材を確保したい企業側の意向もあります。
もう2度とこんな会社で働きたくない!と思いますけど、とにかく無駄に敵を作らない方が何かとお得です。
まとめ:人間関係で辞めたいと思ったら環境と自分を変えて乗り越えよう

職場での人間関係を改善するにはどうしたらよいかについて書いてきました。
残念なことに、上司や同僚が入れ替わるだけでは人間関係の改善は期待できません。
職場や、企業風土が悪い人間関係を作っているからです。
ですので、人間関係が悪いと思ったら次の方法を試してください。
人間関係を改善する5つの方法
- 異動願いを出す
- 独立をする
- 副業を始める
- 転職活動を始める
- 自分が変わる
大きく分けると、環境を変えるか自分を変えるかに2種類ですが、環境と自分を変えるのがおすすめです。
なかでも、転職が一番おすすめできます。人間関係をきっかけに転職をするメリットは以下です。
転職のメリット
- 年収アップを狙える
- 有効な転職履歴が残る
- 経験値が劇的に増える
仕事自体が嫌でないなら、経験を生かして年収アップやキャリア形成に役立てると良いでしょう。
全員に転職をおすすめするわけではありませんが、転職活動をしてみて条件の良い会社に転職できそうであれば実際に転職をすれば良いだけです。
転職活動だけであれば別にリスクはありませんので、選択肢を増やす意味でも転職エージェントに相談だけでもしてみてください。
どこに転職エージェントに登録したら良いか迷う人は マイナビエージェント
と doda
への登録してみましょう。
マイナビエージェント
はアドバイザーが親切丁寧と評判です。転職サポート期限もないので、じっくりと転職活動をするのに最適です。
doda は求人が多く、同時に転職サイトへの登録も完了するのでおすすめしています。
マイナビエージェント
はおすすめですが、対象地域が関東・関西・東海と絞られていて、20代以降の転職にはあまり強くないのが弱点です。
マイナビエージェント
を使ってみて、イマイチなら
リクルートエージェント
を使ってみると良いでしょう。
転職エージェントの善し悪しは担当者との相性によるところが大きいので、まずは2社登録して相性の良いエージェントをメインに転職活動をすすめると良いです。
あわせて、転職サイトや口コミサイトを連携させて転職の成功率をアップさせてくださいね。
関連記事【厳選】おすすめ転職エージェント|転職サイトや口コミを連携させ主導権を握ろう
その他にどんな転職エージェントがあるか知りたいなら、「【目的別】おすすめ転職エージェント一覧【組み合わせの例も紹介】」を読んでみてください。
人間関係が悪いと、仕事だけじゃなくプライベートにも影響してきますよね。
この記事が、あなたの人間関係に良い影響を与えることを願っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。
迷うならこれ
とにかく「どの転職エージェントを使えば良いんだ!」という方は、以下の登録をおすすめします。いずれも無料で利用可能です。

ここがポイント
無期限サポートでじっくり転職活動
求職者に寄り添った親切なサポートが魅力。無期限サポートなので今すぐの転職を考えていなくてもOKです。

ここがポイント
転職サイトも同時登録で幅が広がる
【公式】 https://doda.jp/
業界大手であり、同時に転職サイトへの登録も完了するので、給与や休日日数などの「業界の相場」を知るのに適しています。

ここがポイント
業界最大手で豊富な求人。
業界最大手。非公開求人数も多く、アドバイザーの質も高いのでおすすめ。
転職エージェントの満足度は、担当してくれるキャリアアドバイザーとの相性による部分が大きいです。
まずは マイナビエージェント
と doda
を利用してみて、満足できなかったり転職活動に慣れてきたら
リクルートエージェント
を利用してみてくださいね。